HPR

用途

接着剤材料、改質材、押出コーディングなど

  • 概要
  • 銘柄表
  • 成形技術
  • 用途
  • 安全情報

はじめに

HPRは、三井・ダウ ポリケミカル株式会社が生産販売している各種エチレン系共重合樹脂を、永年培ってきた技術力に基づいて化学変性したいわゆる「変性樹脂」の総称です。
エチレン系共重合樹脂を化学変性しますと、変性前の樹脂の性状を維持しつつ更に、変性による特殊機能が付与されます。

特長

取り扱い上の注意

取り扱い上の注意

  • VR及びARシリーズは吸湿性が高い樹脂です。 成形加工終了後、ホッパー内及び袋内残存樹脂をそのまま長時間、特に高湿度下で放置しますと吸湿により次回加工時に発泡の原因となります。
    残存樹脂は必ず防湿袋内に密封して保管して下さい。
  • 各シリーズの加工に当たっては、選定指針に記載の加工上限温度を遵守して下さい。
  • 押出機及びダイ内での樹脂の長時間滞留は、樹脂の変質等のトラブルの原因となりますので、避けて下さい。
  • 成形加工後の成形機の運転停止に当たっては、ポリエチレンで成形機内を充分パージ置換して下さい。

HPR

銘柄 試験項目 メルトマス
フローレイト
密度 引張破壊応力 引張破壊ひずみ 曲げ剛性率 デュロメータ
A硬さ
ビカット
軟化温度
融点
測定方法 JIS
K7210:1999
(190℃,2.16㎏荷重)
JIS
K7112
JIS
K7161-1:2014
K7161-2:2014*1
JIS
K7161-1:2014
K7161-2:2014*1
JIS
K7106
:1995
JIS
K 7215
:1986
JIS
K7206:1999
(DSC)
単位 g/10min ㎏/m3 MPa % MPa
VR105-2 18 980 2.3 1670 *2 39 40> *3
AR2011 8.0 950 4.2 920 6 66 40> 76
VS171 5.5 940 17 720 49 93 62 92

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*1 引張試験 試験片の種類及び試験速度:JIS K 7161-2 / 1BA / 20

*2 測定器の範囲外

*3 融点なし/非結晶性

(注)表示データは、特定条件下で得られた測定値の代表例です。規格値としては採用できません。銘柄選定の目安としてご使用ください。

用途

HPR各シリーズは次のような加工方法が適用できます。

表 HPRの加工方法選定指針

シリーズ 加工温度
上限℃
押出
コーティング
Tダイ
キャスティング
押出成形 溶融釜
溶 解
溶剤溶解
(トルエン)
VR 230         VR105-2
(23℃/15wt%)
(40℃/35wt%)
AR 280 AR2011 AR2011
AR2011 AR2011 VR105-2
(23℃/ 5wt%)
(40℃/20wt%)
VS 245 VS171 VS171 VS171    

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HPR各シリーズの付与される特殊機能と主な用途は次の通りです。

表 主な特徴と用途

シリーズ ベース樹脂 付与される特殊機能 主な用途
VR EVA
  • 極性材料(金属、ナイロン、ガラス、PVC等)との接着
  • 反応性(-OH、-NCO、 -NH2基との反応)
  • フィルム型接着剤
  • 溶液型接着剤(プリントラミ用)
  • ホットメルト接着剤
  • 電線(水密ケーブル)
  • 樹脂(ポリオレフィン・ゴム・PVC等)の改質及び接着
AR EEA
  • 他樹脂との相溶性
  • 顔料・無機物の高充填性
  • 極性材料(金属、ナイロン、ガラス等)との接着
  • 反応性(-OH、-NCO、 -NH2基との反応)
  • エンジニアリング樹脂の改質
  • 顔料及び無機物マスターバッチのベース樹脂
  • 塗料プライマー
  • 共押出フィルム接着層
VS EVA
  • 耐水接着性
  • 極性材料(金属,ナイロン,ガラス,PVC等)との接着
  • 電線(水密ケーブル)

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安全情報

1.医療用途

この製品を人体への永久移植、又は体液や体内組織との永久接触状態で使用される医療用途には使用しないで下さい(この場合、永久とは30日以上をいいます)。

また、医薬品医療機器等法で規定される医療用具などその他の医療用途に使用される場合は、事前に弊社にご相談ください。

2.食品包装用途

食品用器具・容器包装材に係る国内外法規への収載(適合)状況につきましては、お手数ではございますが弊社までお問い合わせ下さい。