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ハイミラン®エチレン系ポリマー製品群

特長

1. 非常に強靭で、適度の弾力性と柔軟性をもつ。

2. 耐寒性が大変優れている。

3. 耐摩耗性に優れている。

4. 透明性が良好である。

5. カルボン酸基をもっているので、金属等への安定した熱接着性がある。

6. 優れた耐油性を有している。

7. 耐ストレスクラッキング性に優れている。

8. 顔料、充填材との相溶性に優れている。

9. ポリエチレンと同様の可塑成形ができる。


 ハイミラン®はポリエチレンの分子鎖にカルボン酸基の側鎖があり、そのカルボン酸基の一部が金属陽イオンによって分子鎖間で架橋されている構造をもっています。この二つの構造上の特徴によって多くの優れた性質が生まれます。特に金属イオンによる架橋結合は、一般の化学結合による架橋と異なって、熱によって結合力が変わり、加熱することにより結合力が弱くなり、冷却すると強くなる特長があります。


 例えば、温度と流れ性の関係では、図のようになり、熱によってイオン架橋が弱くなるため一般の熱可塑性樹脂と同様に成形でき、かつ架橋の存在のために溶融時でも溶融強度、溶融延伸性といった点で低密度ポリエチレンより優れています。固化した状態ではイオン結合がさらに強くなりますので、強靭性が大きくなります。


表 ハイミラン®と他材料との物性比較
性     質
試験法
ASTM
当社ハイミラン®
参考
低 密 度
ポリエチレン
硬  質
P V C
ポリプロ
ピレン
ポリカーボ
ネ ー ト
ナイロン
比重
D-792-60T
0.93〜0.97
0.91〜0.93
1.32〜1.45
0.90〜0.91
1.20
1.13〜1.16
機械的性質
 
破断点
抗張力
MPa
D-412-51T
20〜35
6.9〜16
34〜62
24〜39
55〜66
39〜64
伸び
D-412-51T
300〜500
100〜650
2〜40
250〜700
60〜100
25〜300
アイゾット衝撃強度
(ノッチ)J/m
D-256
>830
>830
4.9〜80
31〜110
640〜850
53〜200
エルメンドルフ引裂
N/cm
-
78〜300
240〜780
39〜2700
20〜5900
-
-
曲げ剛性率
MPa
D-790
70〜370
120〜250
2500〜2800
1000〜1400
-
520〜2500
表面硬度
Rock Well
Shore

-
D-785

-
D56〜68

R25〜35
D41〜46

R104〜115
A70〜90

R85〜110
-

M78
-

R103〜118
-
熱的性質
 
VICAT軟化点
D-1525
57〜80
85〜97
80〜100
140〜150
150
-
荷重熱変形温度
℃(at0.45MPa)
D-648
43〜49
41〜51
54〜78
100〜110
143
127〜170
線膨張係数
cm/cm/℃×105
D-696
11〜13
16〜18
7.2〜7.8
10〜15
3.7〜7.0
-
脆化温度
D-746
-50〜-112
<-76
-29
-23
<-100
-57
電気的性質
 
体積固有抵抗
Ωcm
D-257
E+16〜E+18
E+17
E+15
>E+16
E+17
E+12〜E+15
誘電率
(60Hz)
D-150
2.3〜2.5
2.3
3.4
2.3
3.17
4.9〜10.0
力率
(103Hz)
D-150
0.001〜0.004
<0.0005
0.02
0.0008
0.0009
0.06〜0.11
耐電圧
KV/mm
D-149
35〜43
21〜35
48
21〜29
17
19〜24
透過性
 
水蒸気
(0.1mm・g/m2・day)
(35℃,95%RH)
-
4〜8
4〜6
16
0.24〜2.8
13〜15
30
酸素
10-16mol・m/m2・S・Pa
D-1434
6.0〜10
4.0〜8.0
0.3
12
0.2〜3.0
0.5
炭酸ガス
10-16mol・m/m2・S・Pa
D-1434
20〜40
40
1.0
-
-
3.2
窒素ガス
10-16mol・m/m2・S・Pa
D-1434
1.3〜3.4
2.0〜4.0
-
-
-
-
耐薬品性
 
弱酸
D-543
sA
R
R
R
R
R
強酸
D-543
sA
sA
R
sA
sA
A
弱アルカリ
D-543
R
R
R
R
R
R
強アルカリ
D-543
R
R
R
R
A
R
炭化水素溶剤
D-543
S
S
S
sS
sA
R
ケトンアルコール
D-543
sS
R
D
R
R
R
R:耐える S:膨潤する A:侵される sS:やや膨潤する sA:やや侵される D:溶解する
(注)表示データは代表値であり、規格値としては採用できません。